PROFESSIONALISM

デニム生地生産量日本一を誇る、広島県福山市。
この地で110年以上続くテキスタイルメーカー。
確かな製織技術は勿論、地域を巻き込んだ取り組みや
新鋭ブランド / 異業種とのコラボレーションなど
新しいことに果敢に挑戦し続けている。
工場は、100%再生可能エネルギーで稼働している。

半世紀以上前から使用されている
旧式力[シャトル]織機で織られる
セルビッチ・デニムは、現行織機に比べると
1/6程度の生産効率であるが、
この機械でしか表現できない風合いがある。
最も大切なのは、ひとつを永く使うこと。
時間をかけて変化を楽しめる生地を選んでいる。

生地の整理加工場。
織りあがった生地に防縮[サンフォライズ]加工
および、ねじれ防止[スキュー]加工を施し、
大幅な形状変化を安定させることで
サイズ間違えを防ぎ、製品のリユースを容易にする。
また、毛焼きは行わず、柔らかな風合いを残した。

岡山県倉敷市は、国内生産7割程を占める帆布産地でもある。
創業1888年、その中心的存在がタケヤリ。
ベルギー製の旧式シャトル織機をつかい、
経糸には糊を付けずにゆっくり丁寧に織り上げることで、
使い込むほどに、洗うたびに、
風合いが増していくような生地を生み出しています。

衣類の設計図であるパターン[型紙]。
ヴィンテージ・デニムを解剖 / 研究することに
熱心なパタンナーの感性から生み出される
新旧のバランス感を含み込んだ
ディテールが備わる。

パターンをもとにパーツに切り分ける裁断場。
熟練職人による正確で、迅速な作業により
衣服へと組み立てられる下準備が完成する。
ジーンズ / 学生服の産地 倉敷市児島のなかで
残り続ける有数の裁断専業工場。

倉敷市児島で創業100年以上を誇る縫製工場。
所有する150台を超えるミシンの大半は
独自に改造が施されており、
ここでしか縫うことができないデニムがある。
新しい技術開発に余念のない、
国内最大規模のジーンズメーカー。

リサイクルして再び綿100%のジーンズを
つくるためには化学繊維の混入を防ぐ必要があり、

可能な限り「綿糸」で縫い上げました。
唯一「理論上生地が16枚重なる部分」には、
芯がポリエステルの「コア糸」を使用。

その場合には糸色を変え、
何年経っても視覚的に識別が可能にしています。

綿糸は微細な色落ち / 経年変化も楽しめます。

倉敷市児島にある新鋭工場。
少数精鋭のチームで営む縫製工場で、
何よりも密なコミュニケーションを重視し、
細部まで正確丁寧な縫製を施すことで
私たちの意図を最大限に汲み取った
製品づくりを実現してくれます。

織りネームの産地 福井県坂井市。
化学繊維で織るネームが一般的ななか、
綿100%(ベース横糸有機綿)のタグを製作。
品質表示も綿100%にこだわり、
サイズ表記は、手作業で刻印している。

プラスチック梱包材は一切使用せず、
リサイクル性に優れているダンボールに
シンプルな梱包をして、製品をお届けします。
地域毎のルールに沿って、
古紙リサイクルしていただけることを願います。

穿けなくなってしまった製品は、
責任をもって回収、リユースを検討します。
ヴィンテージ / リメイク販売を優先し、
再利用が難しい場合は、リサイクル[反毛]。
ワタ状に粉砕しヴァージン綿と配合、
新たな服の原料として、資源を循環させます。